事故報告

3月6日、僕はバイクの簡単な操作ミスで事故を起こしました。
俗に言う重体で、主な損傷を上げただけでも、
脾臓断裂・左腎臓損傷・膵臓損傷・左肺肺気胸・左肋骨骨折・左上腕骨骨折
とこんな感じです。お腹の中だけで3リットル、腕や肺からも出血していたので、僕の体を流れていた血液の7割近くがあるべき所に無いという状態でした。
救急車に乗ったとき、僕は此の怪我が生命に関わるものだということを感じていました。そして生きるためにどれほどの苦しみがあるか、また生きていたとしても重い後遺障害がのしかかるのか考えてました。でも僕は生きていきたい、今までの人生でこれほど強く思ったことがないほど思いました。僕はその思いにより、そこから手術のために麻酔をかけられる直前まで意識を保ち続けます。
なんの迷いもなく、そしてこれほどまでに強く生きる事を選択できたのは、それだけ多くの『幸せな記憶』が僕の胸に刻まれてたからだと思います。『幸せな記憶』を刻んでくれた人、つまり今まで出会った人すべてに感謝しています。ありがとうございました。僕が今生きていられるのは、あなたのおかげです。

入院中には実に沢山の方にお見舞いに来て頂きました。25日間の入院なのに約30人、のべ60人ほどの方が来てくださいました。お見舞いに来てくださるたびに僕は、前の人生がいかに幸せだった感じます。応援や退院祝いのメッセージをいただいたときも同じ感覚で、時々一人で感動して泣いていました。今日退院祝いにコーヒーを奢ってもらったときもちょっと泣きました。本当にみなさんに感謝しています。ありがとうございました。
事故の様子やその後の入院生活についてはこれから少しずつ書いていきたいと思っています。

2005年3月6日 運命の日 - B-side of SpooMasaki